お笑い界には、芸人たちの夢とプライドが詰まった「賞レース」が多数存在します。どの大会も特色があり、優勝すれば一夜にして全国区になる者もいれば、決勝進出をきっかけに大ブレイクする芸人もいます。
今回は、押さえておけば間違いない主要な賞レースについて、知名度・売れる度は筆者の独断と偏見で★5段階で評価しつつ、概要、制作局、毎年の開催月、出場条件、優勝賞金をまとめてご紹介します。
M-1グランプリ
知名度:★★★★★ 売れる度:★★★★★
概要
「日本一の漫才師」を決める国内最大規模の漫才コンテスト。2001年にスタートし、2010年に一度終了後、そして2015年に復活し今に続いています。全国の漫才師、お笑い界全体としても最も権威のある賞レースと言っても過言ではない大会です。
制作局
主催は ABCテレビ。決勝はテレビ朝日系列で全国放送
毎年の開催月
例年12月に決勝が開催。
出場条件
プロ・アマ問わず、結成15年以内 の漫才コンビ(2名以上)。
優勝賞金
1000万円
ちょこっとメモ
言わずと知れた知名度No.1のお笑い賞レース。優勝だけでなく決勝に進出し爪痕を残すだけでも大ブレイクにつながることが多く、麒麟・かまいたち・オードリーなど、現在の売れっ子芸人もM-1から羽ばたいています。
キングオブコント
知名度:★★★★☆ 売れる度:★★★☆☆
概要
「コントNo.1」を決める大会。2008年にスタートし、全国のコント師たちが「日本一のコント師」の称号コント師を勝ち取るために戦うお笑い賞レース。
制作局
主催・制作・放送は TBS系列。
毎年の開催月
決勝は 秋(主に10月前後) に開催
出場条件
プロ・アマ問わず、2名以上のユニット。芸歴・結成年数の制限なし。ピン芸人は不可。
優勝賞金
1000万円
ちょこっとメモ
M-1グランプリと双極をなすお笑い賞レース。優勝すれば全国区の知名度を得る一方、大ブレイクするかどうかは芸人次第。バイきんぐなど一躍スターダムを駆け上がったコンビも。東京03やロバートなど日本のコント界を牽引する芸人もここから頭角を現しました。
R-1グランプリ
知名度:★★★★☆ 売れる度:★★☆☆☆
概要
「ピン芸人日本一」を決める大会。コンビ芸とはまた違った、ピン芸人個人の表現力が問われます。
制作局
制作は関西テレビ。放送はフジテレビ系列。
毎年の開催月
例年 2〜3月頃 に開催。
出場条件
芸歴制限は現在撤廃され、プロ・アマ問わず誰でも出場可能。
優勝賞金
1000万円
ちょこっとメモ
ピン芸人にとっての大きなチャンスの場。コンビみたいにどちらかが活躍すれば売れるがないので、売れるかどうかは本人次第ではあるものの、最近だとお見送り芸人しんいちなどTVで活躍する芸人も輩出している。Rの由来は「落語」のRで、第1回大会は座布団に座ってネタを披露する形式でした。
THE W
知名度:★★★☆☆ 売れる度:★★☆☆☆
概要
「女芸人No.1」を決める大会。女芸人の活躍の場を広げる目的で開催され、個性的な芸人が全国に知られるきっかけとなっています。
制作局
日本テレビ系列。
毎年の開催月
主に年末〜冬に開催。
出場条件
女性芸人であれば、プロ・アマ問わず参加可能。コンビ・ユニット形式が中心。
優勝賞金
1000万円
ちょこっとメモ
女性芸人限定の賞レースとして良くも悪くも注目度が集まる大会。ゆりやんレトリィバァのような元々地肩のある売れっ子が優勝するケースもある一方で、三時のヒロイン・オダウエダのようにこの大会を機に全国区になったケースも。
THE SECOND
知名度:★★☆☆☆ 売れる度:★★★☆☆
概要
THE SECONDは、漫才のセカンドチャンスを提供する大会。主に若手時代に賞レースで賞を獲れず、キャリアを積んだ中堅・ベテラン芸人が再び脚光を浴びられる場となっています。
制作局
フジテレビ系列。
毎年の開催月
主に 秋〜冬 に開催されることが多いです。
出場条件
漫才コンビで、結成16年以上。
・全国区レベルの賞レースで優勝経験がないこと
・即席ユニット不可
優勝賞金
1000万円
ちょこっとメモ
特に若手中心のM-1では脚光を浴びられなかった漫才師の“再起”をかけた舞台。何気に芸歴制限が「以上」という賞レースは珍しい。経験豊富なコンビが実力勝負できるとして支持が高く、他の賞レースと比べてネタ時間が長いので、劇場などで着々と培ってきた他の賞レースとはまた別のお笑い筋肉が必要になる。
ABCお笑いグランプリ
知名度:★★☆☆☆ 売れる度:★★☆☆☆
概要
ABCお笑いグランプリは「若手芸人の登竜門」と呼ばれる大会。漫才・コント・ピン芸などジャンルを問わず参加でき、将来のスター芸人を多数輩出してきました。
制作局
朝日放送テレビ(ABCテレビ)。
毎年の開催月
例年 6〜7月頃 に決勝が開催。
出場条件
プロ・アマ問わず、デビュー10年以内 の若手芸人。
優勝賞金
1000万円
ちょこっとメモ
これをきっかけに爆発的に売れるというよりは、M-1やテレビ出演への弾みをつける若手芸人の「登竜門」といわれる大会。ダウンタウン、ナインティナイン、中川家、霜降り明星など、名だたる芸人が優勝しスター街道へ進んでいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お笑い賞レースは、ひとつひとつに歴史とドラマがあり、芸人たちの夢そのものと言える舞台です。今回ご紹介した大会を押さえておけば、より深くお笑いの世界を楽しめるはずです!ぜひ、気になる大会をチェックしてみてください。


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